燈火類をLED化する

 ライト類のLED化については、旧車に対してやるのはけっこう賛否両論というか、似合わないので絶対やらない、という人も多いようです。
 特にヘッドライトについては、旧車のハロゲンライトの色温度の低い黄色と白の間のような色がいいんであって、これがLEDの真っ白な光になると一気に今のクルマのような感じになってしまいます。
 明るさはLEDのほうが(個人的には)見やすいしいいんですが、雰囲気をとるか明るさを取るかは個人の好み、といったところ。
 わたしはヘッドライトをつけたときの電力消費をおさえたかったので、雰囲気を諦めてLED化することにしました。ハロゲンの明かりの色温度のLEDがありゃいいんですけどね。
 430の場合、ヘッドライトはシールドビームではなく、通常のハロゲンランプになるので、交換はとても楽です。というかやることは今のクルマと変わりません。H4バルブを差し替えるだけです。
 ポジションランプ、リアのブレーキランプ、テールランプ、ライセンス燈も同様。



 ライセンス燈だけは注意があって、レンズまでの全長が少し短めのものでないと入りませんので、なるべく全長が短いものを選びます。
 ウインカーだけはリレーを変えないとハイフラッシャーになってしまうので、ウインカー球は電球そのままです。
 ただし、このままだとフェンダーマーカーがヘッドランプの球切れだと勘違いして消灯してしまうので、フェンダーマーカーを点燈させるべく多少の加工を施しました。そんなもん点かなくてもいいよっていうんならそのままで大丈夫です。



 これによってかなり省電力化され、ヘッドライトをつけても電圧計はぴくりとも動きません。
 が、電球のままのウインカーをつけると、電圧計の針が点滅にあわせて動きます。
 やはり電球だとそれなりに電気を食う様子。
 旧車の場合オルタネータが若干心もとないのに、わたしのように電装品をつけまくっている向きにはオススメです。

 あわせて室内もLED化していきます。
 まず簡単なところからいくと、リアドアの足元燈。



 これはランプのネジを外し、電球の代わりにT8×28の電球を差し込むだけです。
 ただし、T8×28ってあんまり売ってなくて、売ってても少し高いので、どこでも売ってて安いT10×31も使えるのでそちらのほうがオススメ。

 ちょっとめんどくさそうに見えるのは、センターのオーバーヘッドライト。
 これはユニットごと外して作業します。



 まずはリアのルームランプをマイナスドライバでこじって外し、この下にあるネジを緩めます。


 実はネジで止まってるのはこれだけで、前の部分はツメで止まってるだけなので、この状態で少し後ろに引っ張ると、ごとっとユニットごと落ちてきます。



 ここまでくればあとは電球を差し替えるだけ。
 スポットランプはBA9sランプ、ファンシーランプはT10×31が4つ、リアルームランプはT10×31が1つです。
 T10×31はけっこうどこでも売ってますが、BA9sランプが意外と手に入りづらいので、これだけは先に手に入れておいたほうがよさそうです。

 リアルームランプは一気に明るくなりますが、ボタンの位置が遠いのであまり使いません。



 スポットランプは指向性のあるLEDに向いていて、とても便利です。コレはとてもオススメ。



 ファンシーランプはただ変えるだけではつまらないので、青色LEDを入れてみました。



 無駄に雰囲気は出た……気がしないでもない。
 まあ、遊びですねコレは。

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