08/26「カメラ論」

 ということで、なんかアレですよ、これはもう毎年のことではあるんですけれども、コミケが終わると一気に夏が終わったなあみたいなそんなような気がするわけじゃないですか。ちょっと夜になると虫の声なんか聞こえてきたりして実際に終わりかけてるわけなんですけども。
 ああそうそう、無事にかなんかよくわかりませんがとにかくコミケが終わりましてですね、もうほんとに皆様のおかげで今回非常にたくさんの方に本を手にとって頂き、もう心よりお礼を申し上げます。配置場所に助けられたのかわかりませんが、かなり多くの方に見ていただくことができたのは本当にありがたい限りです。
 あれですね、例によって例のごとく、ここを見ていると仰っていただいた方というのは一人もいませんでしたけども。さすが皆さんわかってらっしゃる。もうこれで完成するひとつのネタだよねコレ。
 まじめな話をすれば、きっと特に口には出さずとも実は見ていただいている方もいらっしゃったでしょうし、今回何気なくうちの本を手にとって頂いてはじめてここを見ていただいてる方もいらっしゃるでしょうし、もうほんとにありがとうございますとしか云えませんですね。ほんとに。
 まあその、そこまで求めるのも贅沢な話ではありますけれども、もしよろしければメールなどでご意見ご感想など頂けるとすごく喜んだりもしますので、お時間ある方は是非。
 というようなそういうあれとはまったく話は別ではあるのですが、以前ちょっとここにも書いたように、最近ものすごく物欲が減退していたのですよ。
 それは今でもあまり変わらず、やっぱり車は買い換える気はないし、あいかわらずHDDレコーダーは買ってないし、パソコンなんかもう4年目くらいに突入してるし、昔なら飛びついてたであろうちっちゃいノートパソコンなんか結局いまだに買ってないし、まあなんてんですかね、昔に比べて押さえは利くようになったとは思うんですよ。まあ単純に貧乏なのもあるけどもな。半額128円のイカフライがごちそうです。
 そんな中で最近大金(いやまあ、あたしのとっての大金ではありますが)を投資して買ったものとがありまして、これがデジタルカメラなんですよ。
 ちょうど最近、今まで使ってたデジタルカメラが、メモリーカードを認識したりしなかったり、バッテリがあんまりもたなかったりとちょっと不具合が目立ってきたんですね。
 これ自体はたぶん5年くらい前のかなり古いカメラではあるんですけども、夜にちょっと暗いかなあと思う以外は特に画質にも問題はないし、いちおう1600×1200サイズでも撮れるし、使おうと思えばあと3年くらいは余裕で使えそうだしそのつもりだったんですが、いざ撮りたいときに「メモリーカードが認識できません」とか云われるとちょっとやきもきするのです。すごいシャッターチャンスを逃したりすることもあるわけじゃないですか。三億円事件にいきなり遭遇してそれを撮影し損ねることだってないとは限らないわけですよ。
 そこで、そうだデジタルカメラを買おう、とこう思ったわけです。
 それもなんだ、今まで使ってたちっちゃいデジタルカメラみたいなやつでなく、どうせならもうちょっとごつい、いわゆるデジタルの一眼レフカメラを買おうとこう思ったのです。
 もともとですね、ここを長いこと読んでいただいている方であればおわかりいただけるかと存じますが、あたしは一眼レフのカメラというのになんか変な思い込みっていうか偏見があって、コミケのコスプレ会場とかモーターショーとかで女性を撮る、土星でも撮るつもりかみたいなえらい丈の長いレンズかなんかつけられたやつだろみたいなそんなようなあれがあり、どうにもあんまり興味なかったんですよね。
 なんかこう鉄道とコスプレとコンパニオンと、あと運動会でほかの親を蹴散らして自分の息子やら娘やらを撮るためのものみたいなそんなようなあれがどうしてもあったんですよ。
 ところがだ、まあそのなんてんですか、仕事で取材とかに行くと、やっぱりちっちゃいデジカメだとちょっと迫力に欠けるところはあるわけです。こういうのはハッタリもある程度大事みたいなとこありますからね。意外と大事なことなのです。
 あとはどうせ神社行ったときに撮るくらいしかカメラなんて使わないので、今のよりちょっと綺麗に撮れるならそれに越したことはないかなというのはありましたけどもね。
 神社って薄暗いところにあるのも多いんで、そうなるととたんにせっかく撮った写真がなに撮ったんだかさっぱりわからない、みたいなことになったりするんですよ。これが時と場合によってちょっと困るなあ、ということは確かに少なからずありました。
 そうなるとデジタルカメラの高級機になるわけですけど、それならいっそ一眼レフとか買ってみるといいんじゃないか、みたいなそんなようなことです。
 で、まあヨドバシカメラとかで値段見ると10万円前後じゃないですかこういうの。もともとそれこそ土星撮りたいわけじゃないですし、もちろんコスプレもコンパニオンも鉄道も撮りませんし、神社がちょっと綺麗に撮れてカメラらしいボディでハッタリが利けばいいと。
 そうするとそんなにいいのを買うつもりはなく、なおかつカメラマニアになるつもりもないのでいわゆる「エントリー機」でいいんですが、それでもやっぱりどうしても妥協したくないところを妥協しない、それなりに満足なものだと10万円前後なわけです。
 ところが今までカメラなんてまったく興味なしで生きてきたもんだから、カメラはどのメーカーがいいのかとかさっぱりわからない。
 ソニー大好きっ子のあたしとしてはソニーを買えば一発で解決しそうなもんですが、あたしは基本的に長いものに巻かれる派ですし、ましてはじめての一眼レフカメラなので定番商品がいいなあと思いつついろいろ調べていくと、どうやらキヤノンとニコンというのがこのジャンルではいいらしいと。
 父親がキヤノンのデジタル一眼を使ってるので、レンズとか使いまわせて便利かなあとも思ったんですけど、あたしはあのなんだ、会長が嫌いなんですよキヤノンの。だからニコンにしました。もう性能とかまるっきり関係ないな。
 で、散々迷って、やっぱり買うのやめようかなあみたいな葛藤もあった上で結局買ったのはニコンのD5000という機種で、この手の一眼レフなカメラにしてはちっちゃくて軽いのでそれはそれでいいんですけど、こういうのってほんとに難しいなあと思うのは、カメラに限ったことではないんですけども、「あと*万円出せば上位機種が買える」というそういうあれですよね。
 あたしの買った製品のまわりだと、この「D5000」というのの上に「D90」という中級機があり、これの価格差が実売で3〜4万円くらいなんですよ。確かにカメラとしての迫力はボディがでかいぶんD90のほうがあったりもするし、いろいろなんかよくわからないけど細かいところに差があったりするしでどうしようかとは思ったわけです。
 この「ちょっと出せばちょっといいのが買えるからちょっとお得な感じ」というのは、買い物をするときに誰しもが迷うところでしょう。
 これがもう実にうまいことできてる。これだけ違うなら、という値段でもなく、さりとて迷わず安い値段でもない微妙なところなんですよ。
 そういう違いがとりかえがきかない部分だったりすると、長く使ってるうちに不満が出たりするかもなあと思ったりするし、とりかえがきく部分でも結局買い足していったらこの差額超えちゃうし、みたいなことを思ったりするからこそ、たとえば車なんかでも廉価でも高級でもない真ん中のグレードが一番売れてたりするわけです。
 でもあれなんですよね、あたしも経験あるんであれなんですが、最初に不満に思わなかったところって結構最後まで不満に思わないんですよ。最初に「ここが不満だけどしょうがない」って妥協したところの不満度数が高まることはよくありますけど。
 そんで逆に、ここは不満に思うといけないからあと数万出しておこうと思ったりすると、その不満に思うだろうところについては一切不満が出ないまま減価償却が終わり、そろそろ新しいのを、なんて思ったりするわけです。
 メーカーも馬鹿じゃないですからそのへんをよくわかっていて、結局その真ん中のグレードが一番お買い得なように見せて、一番利益が出るように作ってるわけですよ。割とどんな商品でも、一番得なのは最廉価グレードだったりするのはよくある話です。
 たとえば車で云えば、今売れに売れているトヨタのプリウスなんてのは、必要最低限の装備がついててあとナビくらいがあれば、くらいの205万円の最廉価グレードがどう考えてももっとも得なんですが、量販グレードはそのひとつ上の中級グレードだそうで、これには最廉価グレードにはつけることができないいろいろなものが付けられたり最初から付いてたりして、少なくとも最初からついてくるものの価格を考えれば最廉価のものにそれと同等の装備を付けるよりは得なんですが、それ全部が必要ということは絶対にないわけで、しかもその追加装備を使うかと云えば実は乗り換えるまでたいして使わなかったなあ、みたいなことになるわけで、じゃあ最廉価グレードでもいいはずなんですが、やっぱり高い買い物になればなるほど「どうせならこっちのほうが得」感が大きくなるわけです。
 んで、先にも書いたとおり、基本性能で最初から妥協したと思って妥協すると後から後悔するのは必至なのでそこは落としてはいけないのでしょうけれども、そこが同じなら結局安い奴が一番得なんじゃないかなあとこう思ったわけです。
 今回のカメラで云えば、D90ではペンタプリズムなところがD5000ではペンタミラーになってたり、D90ではカメラ内にAFモーターが内蔵されているところがD5000ではレンズ内モーターがないレンズは使えなかったりするらしいです。どうだなに云ってるのかさっぱりわからないだろう。あたしにもわからない。
 ただまあ、大雑把に云えば撮影に使われる素子は「D90」でも「D5000」でも同じらしく、それなら別にいいやというのがあります。微妙に使えるレンズに制限があったりもするらしいんですが、先にも書きましたがカメラマニアになる気はないので、レンズをたくさん揃える気もありません。
 となれば、「万が一のために」の投資で3〜4万円というのは結構な金額わけで、腐っても3〜4万円なわけで、それならこっちの安いやつでいいじゃない、みたいなことになったわけです。まあとりあえず現状不満もないしな。
 とは云え、「レンズが一種類だけだとデジタル一眼を持っていても魅力が半減しますよ」というアドバイスもあり、じゃあ必要最低限のレンズだけ揃えるかと思って2種類レンズを買ったんですが、買って以来旅行なんかまったく行けてないし取材もないのでまったく飾り物もいいところです。
 普通に撮るならカメラについてたレンズだけで十分な気もしますが、きっとそれはあたしがまだカメラを使いこなしていないのでしょう。よくわかりませんが。ていうか普通のレンズで十分撮れるよなコスプレとか。なんであの人たちはあんな土星撮るみたいなレンズつけてるんだろう。
 何度も書いてるように、神社とかで風景を撮るのがほとんどで、あたしなんかあれですからね、彼女も友達もいませんからね、人物なんか500枚に1枚撮るかなあどうかなあくらいの割合なので、いろいろ調べていくと広角レンズというやつがそれ向きだというのと、あとは遠くから狙うための望遠レンズくらいあればいいだろうとそんなようなあれでして。そのへんおいおい揃えていこうと思っていたんですよ。
 だいたいあれですからね、ああいうレンズというのはニコンならニコンでしか使えないというのも今回はじめて知りましたし、当然そこに書いてある数字の意味もはじめて知りましたし、さらには純正以外にもサードパーティのレンズというのがあるということすら知りませんでしたからね。もうほんとに一眼レフとか必要なのかと根本的なところを問う必要があるんじゃないのかそれは。
 それはともかく、まずはじゃあ広角レンズを買おうと思ったんですけど、ところがこの広角レンズというのが高くてですね、なんでたかだかレンズでカメラ本体とあんまり変わらない値段なんだとこうなるわけでして、それに比べると望遠というのはちょっと安くて、どうせ買うつもりならこれから買っとくかと。
 それともうひとつ、単焦点レンズって云うんですか、ピントが合ってない部分が綺麗にボケるレンズとかちょっと面白そうだからという理由だけで買ってきて少し遊んで早速飽きて、本来の使い道を見たら「ちょっとかっこいい写真と人物のポートレート」になってて、それどっちも撮らないなあと思いつつふたつ併せたら広角レンズっていうのも買えたんじゃないかなあみたいなそれはともかく、そんなこんなでレンズは標準仕様のものとあわせて3本になったわけです。
 これもうあれだもの、なんかこれだけ並べてるとなんかすごい写真に凝ってる人っぽいもの。金に余裕があるときにでもその広角レンズっていうのを買ってレンズ関係も打ち止めにしようと思ってるんですが、それで4本ですからねレンズが。レンズいらんだろそんなに。カメラ好きの人に云わせればなにをそれくらいでってなもんでしょうけども。っていうか風景メインならその広角レンズっていうのが一番必要なんじゃないかい高御君。
 ただね、なんてかこういう「ちょっといいカメラ」を持つと、写真に凝るようになるかなあと思ったんですよね。
 あたしなんてクソオタじゃないですか、そりゃそういうのにいったんハマればもうどん底ですよ。つい何年か前までアニメなんか大嫌いで寧ろちょっとバカにしてるとこあったのに、今じゃ普通に『ハヤテのごとく!!』のブルーレイとか発売日に買ってますからね、いったんハマりだすと落ちるかなあと思ったんですよ。ナギお嬢様超かわいい。
 ところが意外とそうでもない。いやまあ確かに今はものめずらしさと使い方を覚えるために無闇矢鱈とカメラをいじくってますけど、基本的に部屋の中のものを撮るくらいで、外に出て写真を撮ろうみたいなことをする気にはならないんですよ。そうそうあれだそれで思い出したけども、なんで写真を撮るのが好きな人は矢鱈と猫を撮るんでしょうか。なんか画質とか調べるためにあちこち見たらほとんど猫。そんなに猫好きか君らは。
 というようなことになるのかなあと思いきやまったくそんなこともなく、なんでもいいから撮る、ということもないですし、かっこいい写真を撮りたいというのもないので、なんかこうそもそもその程度のものだったのでしょう。ほんとに旅行行くまで何の役にも立たないなコレ。
 だいたいそもそもアレですよ、たとえば鉄道をかっこよく撮りたいからカメラに凝ったり、コスプレの女の子とかまあその人によってはスカートの中とか撮りたいからカメラに凝ったりして、その過程でカメラそのものが面白くなったりするんだと思うんですけども、そう考えればその元になるものがないからいかんのだな。コスプレとか別に撮りたいと思わないもの。その割にみんなが、この作品好きなんですよって云うと不要なコスプレ衣装とかくれるもんだからなんかもうすごいことになってるものクロゼットが。今ならあたしは白皇学院の女生徒にもマリアさんにもなれるよ。捨てるの忍びないからってのはわかるけどだからって32歳独身(童貞)の男の家に女物のコスプレ衣装を遺棄していくのはどうかと思うんだ。
 みたいなそんなようなあれなので、どうにも写真に凝るところまではいかないわけなんですけど、これで一年後にあたしが土星撮るみたいなカメラ持ってコスプレ会場にいたら爆笑だよね。
 ただなんとなくあれ憧れるんですよ、自分で撮った写真の下になんかレンズの種類みたいな文字列書いたりするじゃないですか、あれあれ。あれは一回やってみたいよね。どういう意味があってのものかはよくわからないけど。
 とか云ってこんな写真撮りましたみたいな写真を一枚も貼らないあたりがいかにどうでもいいかを物語ってますわな。まあ一番どうでもいいのはつまり「カメラ買った」ということだけでエディタ換算で200行近くだらだら文章書いてることなんですけども。

<近況報告>
  • > 美形過ぎてもモテないと、女友達に言われました。一方的に彼女持ちだと思われてたとは…。
     自慢ですか!? 自慢ですよねそうですよね!? ちくしょうそんなこと云われてみたいじゃないかあ。でも女性でもあまり美人な人は意外と彼氏いないらしいですよ。だからと云ってその人があたしみたいなのとお付き合いをするかと云えばまた別の話だけどな!
    > 今年も来ますね、終戦記念日。
     高校野球の途中に入るアレを見るとそれを感じますね。
    > きっと、40過ぎれば言われなくなりますよ/まあ、こいつはもう駄目だなって思われるからですけれど/逆にいえば言われるということは、周りからはこいつは結婚出来ると思われてるってこと
     確かにこうある程度行くとあきらめの境地に回りが達するというのはあるらしいですが、云われてるうちは可能だと思われてるというのは結構微妙かもしれませんぞ。なんかこうとにかくあせってるだけかもしれないですし。まわりが。
    > ゲーム等を終える際に『遊びは終りだ!』と言うのは不可ですか?
     はじめるときに「さあ、たっぷり遊んでやるぜ」と云うのであれば可とす。
    > 少し前、許嫁が魔法少女だという小説を書こうとしてやめました/いいですよね許嫁。お話的に。あくまでお話上では/だってリアルだと、ゴリラ級が出てくるかもしれないんですよ?
     そんなことはないよ! ないはずなんだ! 「わたし実はあなたの許婚なんです」って突然家にやってくる人は、黒髪セミロングで和服が似合う世話焼きだけどちょっと泣き虫、料理とかはちょっと下手だったりするけど何事も一所懸命な子だってばっちゃが云ってた!
    > 特攻の拓を準備する必要がある絵描き講座に吹いたw
     え? 絵描きの人ならみんな持ってますよね? みつみ先生も七尾先生も蒼樹先生もみんな“時貞”クンが死ぬシーンで感動して泣いて“ルシファーズハンマー”の“SR”を買ったって云ってた気がしますよ?
    > こうして俺たちの夏は終わった…
     いやもうほんとそんな感じさ。なんでこんなにむなしいのだろう。32年目だからかな。
    > 最近ゆいにゃんがほんとに童貞なのか疑ってるボクがいます
     いや、そんなことで嘘ついてもしょうがないですもの。これももう何度も云ってますけどもしそういうあれじゃなくなったら真っ先にここでネタにするから大丈夫ですなにが大丈夫なのか知りませんが。だってそれもう大事件だもの。まあしばらくそういう心配なさそうですけど。


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