12/18「携帯電話メール論」

 ということで、あれですよね、そろそろ皆さんこの不細工男ダイアリーにおきましては、クリスマスなんてものをどういう悲惨な過ごし方をするのか、はたまたクリスマスに浮かれぽんちなカップルへの恨み節に溢れた文章なんかを期待してらっしゃる方も多いかと思うんですけども、あれなんですよね、あたしはどうにもクリスマスに対してあんまり思い入れがないんですよ。
 なんてかな、もちろん人恋しさみたいなのはないわけではないんですけど、云ってみればそんなものは常日頃から感じてるわけで、じゃあクリスマスだからと云って漫画の中の修学旅行前みたいにすぐに誰かと恋仲にならなきゃ、みたいな焦りはあまりないわけです。
 そりゃまあ、32年も童貞やってりゃそれくらいの気持ちにはなるってもんですよってなもんなんですけど、なんかあれなんですよね、たぶんですけど、クリスマスに特別なにか思い入れがある人って、小さい頃とかにちゃんとクリスマスパーティとかをやってもらった人とか、そういうあれじゃないかと思うんですよ。
 そういうことからすれば、あたしの場合誕生日が12月ですからね、だいたいそういう人は誕生日とクリスマスがくっついてると云うか、「プレゼントはクリスマスと共通だから」みたいなことを云われて仕方なく納得したりしていたわけでして、あんまり昔から「クリスマスだわくわくするなあ」というようなあれがなかったわけです。
 おそらくそういうあれが若干関係してるのではないかと思いますけども、そういうあれはともかくとして、その教育のおかげで、クリスマスだからと云って即セックス、みたいなそういうあれにはならず、それゆえに街中に溢れるジングルベルを聴いても、やれイルミネーションだなんだみたいな話を聞いても、まあなんだ、別にいいっすよくらいにしか思わなくなるという、枯れてるんだか達観してるんだかわからない状況になったわけです。
 だもんで、クリスマスだからどうこう云うわけではぜんぜんないわけなんですけども、まあいちおうカップルとかなんとかそういう話ではあるわけでして、そうするとテレビやら新聞やら雑誌やらでもカップル云々の話題が非常に多くなるわけで、ちょっとスナック感覚で童貞トークのひとつでもしてみようかな。まああれだよね、クリスマスなんだからやっぱりそういうあれだよね。
 いやなんかさ、携帯電話のメールってあるじゃないですか。あれってもうなんてかな、カップルさんたちが寝る前なんかに「もう寝るね♥」「おやすみ☆」みたいな、脳みそ沸いてるんじゃねえのかみたいなやりとりをするためのツールだという認識だったわけですよ。まあだいたいあってたわけなんですけども。
 だもんで、あたしの携帯電話のメールアドレスを知ってる人なんてほんとに数人ですし、さらにその数人の方はあたしに携帯電話メールを送った後のレスポンスの悪さというのはご存知のことと思います。なんてもあれですからね、平気でその日に来たメールの返事を普通に三日後に返したりしますからね、もう携帯電話に送る意味とかまったくないの。PCに送ったほうが早かったりするのな。
 なんてかな、あの携帯電話のキーでちまちま文章を打つのと、携帯電話の画面の文字を読むのがすごい億劫なんですよね。携帯電話というのは基本的に電話だけできればいいくらいの思考だもんでさ、こう自分の文化圏に携帯電話でメールを送ったりというそういうあれがないわけだな。
 なんだけどもさ、ニュースだか新聞だか見てたら、「恋人からの携帯電話のメールはすぐに返すもので、返ってこないといらいらする」みたいなのがあってですね、なんかそれもうちょっとした依存症なんじゃねえのかと思うところではあるんですけども、その報道の云うところによれば、なんかもう5分とかで返ってこないと相手のことが許せなくなるとかなんで無視するのかと思われたりして腹が立つとか、それはもう肌身離さず携帯電話を持ってろってことかというようなあれですよ。
 しかも別になんだろうな、そのメールの内容が、今すぐ返事をしないと不渡りで代々続いた工場が倒産する、みたいなそういうんじゃなくて、「いまなにしてるの?」とか「おなかすいた」とか「取引先の会社が倒産して手形が回収できない」とかそういう程度のたわいもないやつだったりして、いや最後のは割と緊急を要するんじゃないのか。来ないけどなそんなメール。っていうかそんな大事な内容を携帯電話のメールで送るなよ。
 いやまあそれはともかく、そういうあれらしくて、知り合いの彼女がいる人とかに聞いてみると、「そんなのは常識であってそういうところが面倒なんだよな」と申しておりましたが、なんかその彼女持ちの「彼女なんて面倒なだけだよ」ほど32歳童貞の心を深くえぐる言葉はないわけですけど、あながちそれに関しては間違いでもないのかなあという気はしてきました。いや実際面倒くさいだろどう考えても。
 そりゃまあわかりませんよ、実際に彼女とかできちゃったりしてですよ、なんかクリスマス前のイルミネーション輝く通りなんか手をつないで歩いちゃったりしてですよ、なんかもう幸せでいっぱいですみたいな状況になれば、そういうメールとかも面倒じゃなくなるのかもしれませんけどもさ、とりあえず話聞いただけだと即メール返さないとなんかよくわかんないけど怒られるとかって確かに面倒ではあるよな。
 ましてあたしの場合携帯を携帯してないこともしばしばありますからね、普通に家に忘れたまま会社行ったりしますもの。まあそれでも誰からもかかってこないんでいいんですけどね。もうなんのための携帯なんだか。
 とにかくそういうあれで、そもそも「携帯電話メール」というものそのものにどうしても抵抗のある32歳としてはですね、緊急の用事はパソコンのメールのほうが日がな一日チェックしてることが多いのでちゃんと届きますよとそういうことが云いたかったわけです。
 もうなにがなにやら。

<近況報告>
  • 先日、愛車のスーパーカブ70で町を疾走していたところ、急にウインカーが点灯しなくなりましてね。バッテリーがいよいよダメかと思い、近くのバイク屋に入ったら、そこに新車のスーパーカブ90がありましてね、これが思いのほか安くてですね、今乗ってるヤフオクで5万円で買ったボロカブも値段がつくというのでね、気がついたら契約書にサインをしておりました。なんかもうスーパーで半額の惣菜買うときだってもうちょっと迷うぜってくらいの早業だった。
  • 新車なんて生まれてはじめてでなんだかDOKIDOKIですよ。排気量も上がって馬力も上がるし気分一新だね! またカブだけど。
  • > 幻論読みました。怪談というか、ちょっと不思議な体験の掲示板などで割と見る話ですね。/前日まで家族ぐるみで遊んでいたはずの友人の家が突然空き地になっていたり、自分しか覚えていなかったり。/オカルトというより、子供の脳って実はかなり奇妙な記憶の仕方をしてるのでは、と思いますが。
     そうなんですよね。いやまああたしもほんとに幽霊がどうとかとか思ってるわけではないんですが、子どもの頃の記憶って割とそういういい加減なところあるんですよね。やたらリアルなのが怖いんですけど、それこそが記憶のメカニズム。
    > 女性恐怖症です。見たらダッシュで逃げます。敵前逃亡は重罪だぞ貴様ァ!と言われたらどうすれば…
     なぜそこまで怖がる! 気持ちはわかるけど!
    > 「〜だよー!」って。
     へんなキャラ付けするとああなります。もっと変になるとコロ助よろしく変な語尾がつきます。
    > 顔に劣等感を感じてるなら、車買うより整形した方がいいと思うのですが…某監禁王子も整形でしたし。
     いやいやいやいや、整形とかそういうあれは余計にコンプレックスを増大させると思うよ。いろんな意味で。
    > 妄想ネタが面白すぎ。もっとやってほしいです。クリスマスがやりづらかったら二年参りネタでお願いします。
     あれってあれなんですよ、すっごいノリノリで書くじゃないですか、あとで見返すじゃないですか、冷静になって見るとなに云ってんのこいつ、とかそういうあれがね。いやまあそれでも書くんですけどね。
    > はぴねす!で『彼、凄い魔法使いだわ』という台詞がありましたが、褒め言葉ではないと思うんですが...
     いやその場合は褒め言葉でいいと思うよ本物だし。あたしがそれ云われたらそのまま荒川にダイビングですけど。あたしが。
    >もうすぐクリスくぁwせdrftgyふじこlp
     まああれだ、せいぜい楽しむがいいさ。世界中のカップルがデート中に犬のうんこを踏んでちょっとだけ嫌な気持ちになるよう祈ろうではありませんか。
    > RPGの武器屋って、現実世界だと『死の商人』ですよね?
     いやどうだろうなあ、そうすると猟銃とか売ってる店も死の商人になっちゃうしなあ。『Sa・Ga』あたりだと売ってるものからしてそれっぽいけど。


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