牲2(HYPERSPACE)

項目シナリオシステム音楽買いか?
ポイント1+2−2−
コメント驚くほど印象の薄いシナリオ展開。その大胆さに吃驚。まあ癖はあるとはいえごく普通かな。いろんな意味で凄すぎる。これでいいのか?いいのか。こんちこれまた驚くほど印象の薄い音楽。そういう性癖の人なら、というところだけども、さすがにこれは……。
シナリオ:
原画:
音声:無
主題歌:無

-あえてフォローはしません-

<シナリオ>
 陵辱ゲームというのは、概して女の子をぴしぴしひっぱたいたり縄で縛ったりという類のそれなわけですが、ストーリーの見地からこれを見るとき、どうしてもそこに至るまでの動機というのが必要なわけですよ。まあ一番簡単になら、「突然気が狂っちゃった」とかでもいいんですが、それにはやっぱり説得力と言うのが必要になります。いわゆる一人えっちのための作品だったら別にそんなもの必要ないのかもしれませんが、それだとやっぱりどうしてもストーリーのある作品としては薄っぺらなものになってしまうというのはありますでしょう。
 そこへきてこの作品です。動機はあるにはありますが、会ったこともない女から「女たちを監禁して拷問しろ」というメールを貰っただけで主人公君はやおら女を監禁して拷問をおっぱじめるというそれはちょっとどうかなあという展開にもうどうすればよいやらです。まあ、その後の展開も別になにがどうしたというようなことではなくて、ただ本当にとっかえひっかえ女の子が拷問にかけられていくだけですので話らしい話などありはしません。正直、途中でかなりダレてきますので、最後までやり続けるのは至難の業です。ちなみに別に拷問と云ってもなにか自白させるとかではなくて、ただ単に女の子を酷い目にあわせているだけなんですけども。
 エッチも特に。まあジャンルが特殊なんで、そういうのが好きな人でなければキツいのは仕方が無いところでしょうか。

<CG>
 まあ普通の絵です。ただ、変にリアルなところがあるので最近のエロゲーに慣れてるとちょっと苦しいかも。メインは女の子に対する拷問シーンで、そういうのが好きな人ならというところでしょうか。ただ、ちょっと塗りとかに雑な印象も受けますので、いろいろと微妙なところではあるかもしれません。。
 まあ、モノがモノだけに実に痛そうではあるんですが、なんだかバカバカしくて笑ってしまうのも多いのはご愛嬌です。手だけ固定してその上にミミズを置いたやつとか。

<システム>
 これがもうやるせない。インストール不要。つまりCDだけでも起動できます。インストールはそのままハードディスクにコピーするだけ。簡単ですね。やるせないですけどね。そして起動すると、Windowsディレクトリにセーブファイルを勝手に十個ほどこしらえてくれまして、しかもこれが一つあたり1.2メガオーバーです。最近のハードディスクは容量も大きくなったしこれくらい楽勝楽勝。やるせないなあ。
 そして起動した後も、まずいきなり強制的に全画面を取られる上、クリックに対する反応がなぜか異常なほど遅いのでもうやるせないことこの上ありません。人間工学を負の意味で極めたとしか思えない使いにくいインターフェースとか、拷問というのはもしかして女の子じゃなくてプレイヤーに対して行われているのではないかとさえ思えてきます。
 そんなせつなさ炸裂のこのゲーム、でもそれでも拷問CGは見たいのですよという方もいらっしゃるかもしれません。そんな大変なのにクリアするのはきついなあ、とボヤく気持ちはわかります。でも大丈夫。CGモードを開くと、別にクリアとかしてなくてもすべてのCGが見られてしまいます。これで万事OKだね。
 いやはや、やるせない。

<音楽>
 印象に残った曲を挙げろと云われてもなあ、というのが正直なところ。まあ酷いことを云うようだけど、ゲームの内容がアレでは音楽なんて印象には残らんのですよ。

<総合>
 ストーリーの内容の無さはまあそう云う類のゲームじゃないからと納得すればまだいいものの、システムがあまりに投げやりすぎ。「牲」の1と2がセットになったものが安価で出てるようですが、まあ、こういう拷問とかそういう系列のゲームが好きでお金がなんとなく余ってるのであれば(わたしは両方ダメだったのでまるっきりでしたが)CG集として買うにはいいかも知れません。それでもまあ、似たようなゲームは探せばちゃんとあるわけで、あえてこれを薦める理由というのはまったくありませんので、絵がどうしようもなく好きな人以外は敬遠したほうがよいかなと。別段笑えるわけでもないのでトンデモゲームでもなく、なんというか単純にあー、やっちゃったなあという感じです。

2003/7/25

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