ヒーターホース交換

 オイル量、LLCの量とかを確認していたところ、なんかプラグの下のメンバーに緑色の液体が少し滴ってる。
 緑の液体といえばどう考えてもLLC。
 こんなところにLLC? と思って見てみたら、漏れている箇所を発見。
 ココだ。



 カシメてある部分ではなく、どうもホースに穴があいているような感じ。
 圧がかかって勢いよく漏れているとかではなく、雫が滴ってます。
 ここで滴っているLLCがエンジン下のメンバーに落ちてるんでしょう。
 エンジンをかけないと漏れてこないようなので、圧がかかった時にはじめて漏れてきているみたいです。
 とはいえ、もしホースに亀裂が入っているんであれば、そのうち穴が大きくなるのは目に見えているわけで。

 どうも要領書を見てみると、ヒーターコアに一度入ったLLCがラジエータに戻ってくる配管みたい。
 パーツリストと照らし合わせてみたところ、ホース ウオーター ヒーターという部品。部品番号21501-V0301。
 日産部品に確認してみましたが、当然のように製廃です。
 とりあえず、ホースのサイズがわからなかったので、亀有エンジンワークスで16φと19φの2種類のヒーターホースを1メートルづつ買ってきました。
 あとはホースを引っ剥がすためのホースプラッカーと556。

 で、ホースプラッカーで間をこじあけつつ、556を間に突っ込んでいく……んですが、これがまったく歯が立たない。布目みたいな形状のホースなんですけど、ポロポロとまわりがほぐれていくだけで、まったくホースが外れる感じがしない。
 いや、なんで無傷で抜くのにこだわっていたかというと、たとえばホースのサイズが違ってて修理できなかった!とかってなったとき、とりあえず前についてたホースが生きていればすぐに戻せるという打算だったわけです。
 なんですけど、これがもうぴくりともしないんですよ。完全に固着してて動く気配もない。
 なのでもういいや!と思い、カッターでホースの繋ぎ目をブッタ切る方法に移行しました。
 ヒーターホースの上の部分をクランプで掴んでヒーターからの水漏れをなるべく抑えつつ、カッターでタテに切っていった……ら、簡単に外れました。なんか鉄のホース部分が白くなっててホースと固着してた。こりゃ剥がれないわけだ。

 漏れている反対側も切れ目を入れて引っこ抜きます。
 こっちはラジエータと繋がってるので、抜いた瞬間に水が出てきてしまうので、ガムテープでとりあえずふさいでおきました。

 古いホースと新しいホースを並べてカット。
 ホースのサイズは16φでした。



 古いヒーターホースの右側が少し湿っているのがわかるでしょうかね。
 明確に穴があいているわけではないんですが、ここからなんとなく漏れていたようです。

 新しいホースをさし直すのは簡単でしたが、例の固着している部分がなんかうまく奥まで刺さらなかった。
 たぶん固着してるなにかが邪魔してるんじゃないかな。
 このときは時間なかったんでそのままさしちゃいましたけど、この後にホースがついている部分をはずして556を刺しながら奥まで突っ込んで修正しました。
 あとはホームセンターで買ってきたホースクランプを締めつけて終了。



 出てしまった分のクーラントが減ってしまっているので、エア抜きしつつ水を足して様子を見てみましたが、ヒーターを最大まで入れてみても水が漏らないぞ。
 ヒーターが効くクルマって素晴らしい。

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