室内のガソリン臭を修理する

 このクルマ、どうも買ったときからガソリンの臭いが強かったんですよ。
 特に走っているときに窓を開けるとすごく臭うんです。
 でも、止まってるときにボンネットを開けても臭いはしないし、止まってるときにガソリンが地面に漏れてるとかいうこともない。
 唯一、トランクを開けるとトランクがガソリンの臭いがすることがあったんですけど、ガソリンタンクはトランクルームにあるんだし、仕方ないかなと思ってたんですね。

 そんななか、部品取りで買ったガソリンタンクを見ていたんですが、フューエルゲージとタンクの間にゴムのOリングがあるんですね。
 部品取り車のタンクはこれが明らかに劣化してる。
 ということはいまついてるOリングも劣化してるのでは?と。

 というわけでさっそく見てみたところ、よく確認するまでもなく、ゲージのコネクタ部分が少しガソリンで濡れていました。
 こりゃ臭うわけだ。
 なんでこんなところがガソリンで濡れているのかはよくわかりませんが、ガソリン満タンで走らせると、カーブに入った時にガソリンはタンクの中で偏るわけで、それで隙間から洩れてきてるとかそんなとこじゃないでしょうか。
 だとするとOリングの交換は意味がありそうです。

 日産部品に注文したところ、まだ普通に部品は出るようです。部品番号17342-18000、O リング。
 けっこういろんな車種で、長いこと使われていたパーツみたいですね。S30フェアレディZやケンメリとかもこれみたいなんで、まだ部品が出るのかもしれません。



 たかだかゴムのパッキンですが、1個1060円もします。ホームセンターとかで汎用品買ってくれば50円くらいで買えそう。ただのOリングですから、それでもサイズが合えば使える気もします。もちろん耐油性がないとダメですし、まだ純正品が出るうちは純正品を使ったほうがいいと思いますが。燃料系怖いですしね。
 交換方法はただ単にもともとついてたOリングをはがしてつけかえるだけ。
 OリングのつけかえにフューエルゲージASSYをタンクから外す必要がありますが、面倒なのはそれくらいです。

 んでは、新品のOリングとそれまでついてたやつを比べてみましょう。



 上が40年もの、下が新品。
 上はゴムの弾力はかろうじて残っているんですが、形が完全に潰れてしまっていて、平たくなってしまっています。
 これでは確かに密閉性は確保されないだろうなあ。
 これだけでかなり臭いは押さえられました。旧車に乗ってて車内がガソリン臭する方にはオススメです。

戻る